フォノグラム学会
30年程前に楽器製作の研究過程で見出されたフォノグラム。現在では、非線形ノイズの制御理論として体系化され産業分野に応用できることが分かってきました。フォノグラム理論の構築者である小野田氏、その礎をつくったお二方の師をはじめ、志ある方々に支えられ発展してきたフォノグラムの理論をベースに事業を構築し、社会貢献を実現すべく学会を立ち上げました。
専門性を持った様々な分野の方が集まり、フォノグラム理論を軸として、人と人とのつながりの中から新しい価値を創出し、産業化を促進していく場として、本会を運営していきたいと考えております。皆様のご支援よろしくお願い申し上げます。
フォノグラム学会会長國房義之経歴
挨拶文
「ストラディヴァリに代表される名器と呼ばれるヴァイオリンは、どのような製作法で作られたのか?」これまでの科学と技術を駆使しても説明ができていないこの問いに、明確な答えを示すことができるのがフォノグラムです。フォノグラムは、ヴァイオリンの形状制御を視覚情報のアプローチではなく、聴覚情報からのアプローチを基に研究、体系化された理論です。このフォノグラムの理論を現代物理学の言葉で端的に表すのであれば、非線形ノイズの制御理論です。非線形ノイズの制御は、楽器製作にとどまらず、工学的な応用、さらには従来の科学からの切り離されて議論されてきた東洋医学や弓の調整といった分野に展開でき、科学の適用限界を大きく広げます。そのような側面を持つフォノグラム理論を中心に、様々な分野の専門家が集まり、新しい科学の始まりの場として、フォノグラム学会(以下、本会)を発足するに至りました。
本会は、分野間の垣根を越えて、実現可能なフォノグラム理論の応用を議論し、実際に産業化までの道筋を作ることを目的としております。重要なことは、専門性をもとに特化するのではなく、専門性を持った人同士が、フォノグラム理論をもとに有機的に繋がる事ができる場であり、あくまで人(人間)が主体となるということです。
現代は色々な意味で過渡期にあるのではないでしょうか?「観る科学から聴く科学へ」というキャッチフレーズが表しているように、このような過渡期にこそ常識や偏見にとらわれず、自由な議論ができる場として本会を発展させ、社会貢献に資することを目指します。
フォノグラム理論の可能性を感じ、基礎理論や応用の可能性を検証していくことで、社会貢献していきたいと考える方々にご入会いただきたいと考えています。会員種別には次の2つがあります。
(1)正会員分野・専門は問いません。本会の目的に賛同し、所定の手続きと役員の承認によって入会した個人。(2)賛助会員本会の目的に賛同し、所定の手続きによって入会した個人又は法人等の団体・機関。
入会の申請はwebで受付いたします。「正会員の申請はこちら」からお申し込みいただけます。
〇申請の大まかな流れ